みなさんこんにちはー
スターリンギア原宿店のべんぞうこと居出ですっ
先日のブログの続きを掲載させて頂きます
今でこそ、スターリンギアはシルバーアクセサリーブランドとして絶大な人気を博していますが、スターリンギアを活動させていくに当たり、初めからアクセサリーを作っていた訳ではありませんでした。
今日のスターリンギアでは様々な素材を作ってアイテムを生み出しています。
「銀」、「銅」、「真鍮」、「チタン」、「金」、「白金」、最近では「鉄」、「コバルト」などですね。
一番最初にRYKが自身の構想を3D「立体構造」で表現するに用いた素材は意外にも「アルミニウム」なのです。
ただのアルミニウムではなく、「G9硬質アルミニウム」と呼ばれる通称、「エアロ・スペースアルミニウム」と呼ばれる強化合金です。
こちらの素材、身近な物で例えるならば、航空機やスペースシャトルにも使われている素材で、非常に軽く、物凄く丈夫であり、熱に強いという特徴があります。
RYKはこのアルミの素材を使って初め主に作っていたアイテムは「シフトノブ」で、技術の全てを故・ガボールナギーより教えてもらながら造形していったと言われています。
こちらがそのアルミシフトノブで、中に僕らが良く目にするスリックスターとは違う表情をしたスカルがあるのが分かりますか?
これが師である故・ガボールナギーに造形の技術を学びながら作った最初のファーストタイプのアルミシフトノブなのです。
そもそも、何故作りはじめたアイテムがシルバーアクセサリーではなく、シフトノブなのか、何故、ガボールの元で造形技術を学ぶ事に至ったのか、
気になる方もいらっしゃると思います。
出会いは突然に、たまたまRYKが友人のZZTOPのビリーギボンズの車のシフトノブを作成した後日、その車に乗車したガボールの目に留ったのがRYKの手掛けたシフトノブだったのです。
その偶然であり、必然な出会いがあったからこそ、スターリンギアが始まったのだ、っと思うとなんだか不思議な気分になりますよね。
こうして、ガボールの元で技術を学びながらノウハウを吸収し、その技術を糧にスターリンギアシルバーラインを活動させて行きました。
話をリングに戻します。
先日のブログでも書きました、スターリンギアのリングは「大きい」「重たい」、実際にその通りだと思います。
ですが、一見デメリットばかりに思われがちですが、「圧倒的な着け心地」があるのも事実です。
まず、リングのフォルムを見て頂きたいです。
次に、頭蓋骨を見て頂きます。
スカルリングを制作するに当たり、実際の頭蓋骨の模型をモデルにしているのであれば通常、オデコが眼孔よりも若干飛び出ているような形状をしています、
普段僕らが、オデコがあまり飛び出ているように見えないのは皮膚と筋肉、髪の毛がある事によってそう感じるだけで、実際に全て取り払って頭蓋骨だけになるとこのようにオデコが飛び出ているのです。
しかし、スリックスターを見て頂くと分かるように、オデコが引っ込み、アゴが出ている形状をしています。
これはRYKが身に着ける人への考慮が終結した集大成の構造で、オデコが低く、薄くなっているのは人の指、ご覧頂くと分かるように根元の部分はくびれて細く、節に向かうにつれて太くなっていきます。
オデコを低く、薄くしたのは根元の部分を圧迫して窮屈になりすぎないようにする為の作りであり、節に向かって厚く、広がる様な形状をしているのは節の部分でリングを抜け落ちさせない為の構造なのです。
パンチャースリックスターリングをお持ちの方は試しにフェイスを自分の方へ向けて着けて見て下さい。
違和感を感じると思います。
オデコが低いのにはもう一つ利点があり、オデコを出たままでデザインをしてしまうと指に着けた際にその部分だけ飛び出て目立つ為、リングが大きく強調されてしまいます。
スターリンギアのリングが大きさの割にバランス良く見えるのはあえてオデコを低くする事によって身に着ける人のバランスを考えているからなのです。
姿見の前で腕を横に添えて脱力してみて下さい。身体のライン上に腕があり、腕の先に手があり、手の甲から指先にかけてリングをつけていても綺麗なラインを描いているのを実感して頂けると思います。
スターリンギアのリングは重たいです。
重たいのは通常これほどの規格のサイズのリングであれば「裏抜き」と呼ばれる技法を使う所をあえてスターリンギアはしないからです。
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ですが、上記にあげた造りをしている為、物凄く指に馴染み、重さがあるにも関わらず、指とリングの表面を密着させてくれる為、さほど重すぎるようには感じません。
むしろ、その密着感があるおかげでリングが抜け落ちてしまう心配もなく、ストレスも堪りにくいです。
これほどのサイズのリングを「鋳造」する段階で、裏抜きをしていないがゆえに銀を流し込む際、「鋳巣」と呼ばれる気砲が出来てしまい、その部分が空洞になり失敗してしまうおそれがあるのですが店頭に並ぶアイテム達にそれが見受けられないのは流石ですよね。
重いですが、この重さにはデザイナーRYKの拘りが詰め込まれています。手に持った時の重量、作りをじっくり観察し、指に纏い、ぜひ酔いしれて頂きたいです。
ここまで長くなりましたが、そもそもスリックスターはどのようにしてRYKによって生み出されたのか、ご存知の方には有名ですが、ご紹介させて頂きます。
RYKとスリックスターとの出会いは学生時、居眠りをしてる最中に夢に出てきた事が初めての出会いでした。
物凄く衝撃的で、夢で見た彼を何度も自己流の油絵等で表現しようとしたのですがどれも納得がいかず、後に立体構造で作り、現実の物となったのです。
前回、ステルスのブログを書かせて頂いた際にもかきましたが、頭の中で描いた物を実際に物として具現化させるには高い発想力と技術が必要となります。
今の世の中、家を建設するにも、車を作るにも必ず設計図があるはずですが、RYKはほとんど構図という物を書きません。
圧倒的な発想力で頭の中で描いたデザインを立体構造として生み出してしまうのです。
その辺り、他の追随を許さない、天才クリエーター。
スターリンギアのアイテムが「身につけるアート」と称されるのも納得が出来ます。
スターリンギアのロゴマークは歯車の形をしています。
僕はこの歯車が人と人との繋がりを表しているのかなって個人的に解釈しています。
歯車はお互いが絡み合う事で動く事が出来ます。
ガボールとの出会いによってRYKがスターリンギアを生みだす事が出来たように、またそのスターリンギアがあるからこそ、僕らはスターリンギアの作品に触れて感動し、心が躍る。
スターリンギアのロゴが歯車なのはそういう意味なのかな、と思うのですが実際どうなんでしょう。
近々RYKが来日した際に直接聞いてみようと思います。
ぜひ、単なる「商品」としてではなく、「作品」として、「見て」、「触れて」、「身に着けて」、感じて頂けたらと思います。
少しでも気になられた方はいつでもスターリンギア原宿店にてお待ちしていますので、お気軽にご来店くださいませ
それでは本日のブログ、これにて失礼致しますっ
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